「STS2のバランス調整はいつ来るの?」「強すぎる・弱すぎるカードは修正される?」「1幕エリートやドアメーカーの難易度は今後下がる?」――2026年3月のアーリーアクセスリリース以降、STS2のバランスに関する話題はコミュニティで最もホットな議題であり続けています。
実際のところ、STS2のバランス調整はすでに大きく動いています。2026年3月20日に配信された初の大型バランスパッチ(v0.100.0ベータ)は1日で約1万1,000件の不評レビューが殺到するというレビュー爆撃事件を引き起こし、Mega Critは翌週にv0.101.0でその多くを即撤回という異例の対応を行いました。
本記事では、パッチ履歴・各バージョンの変更内容・レビュー爆撃の全経緯・現在の改善状況・今後の開発方針をすべてまとめます。「バランスが悪い」と感じている問題が、いつどう改善されるのかを把握できます。
STS2パッチ履歴と改善経緯(2026年3月〜)
STS2は2026年3月6日にSteamアーリーアクセスを開始し、その後複数のパッチが配信されています。以下にパッチ履歴と主要な変更内容を時系列でまとめます。
| バージョン | 配信日 | 主な変更・特徴 |
|---|---|---|
| リリース版 | 2026年3月6日 | アーリーアクセス開始。初期状態のゲームバランス。Steamレビュー「圧倒的に好評(97%)」 |
| v0.99 ベータ | 2026年3月12日頃 | 小規模バグ修正・視覚調整。HP上限を999,999,999に設定(無限HPビルドの封鎖) |
| v0.99.1 | 2026年3月18日 | HP上限制限を正式版に適用。軽微な調整 |
| v0.100.0 ベータ | 2026年3月20日 | 初の大型バランスパッチ。無限ループ封鎖・準備カードの大幅リワーク・多数のナーフ。1日で約11,000件の不評レビュー殺到(レビュー爆撃事件) |
| v0.101.0 ベータ | 2026年3月26〜27日 | v0.100.0の多くの不評変更を撤回。準備カードを旧設計に近い形で復元・轟く群生体弱体化・6層エリート廃止・リージェントバフ・ドアメーカーリワークなど |
レビュー爆撃事件の全経緯:v0.100.0で何が起きたか
2026年3月20日、Mega Critが「初の大型バランス調整パッチへようこそ!このパッチの主な目的は無限ループを達成しにくくすることです」と告知したv0.100.0ベータが配信されました。このパッチはオプトイン式の任意適用でしたが、内容発表から24時間以内にSteamレビューが97%(圧倒的に好評)から83%(非常に好評)へと急落し、約11,000件の不評レビューが一気に投じられました。
不評の主な原因
- 「準備(Prepared)」カードの大幅リワーク:サイレント(The Silent)の象徴的カード「準備」がコンセプトごと変更されたことに大量のプレイヤーが反発。「サイレントの根幹的な手触りを壊している」という批判が相次いだ
- 「借り時間(Borrowed Time)」「スピリット捕縛(Capture Spirit)」の変更:サイレントのカード複数が一度に大幅変更されたことでデッキ設計の前提が崩れた
- ドアメーカー(3幕ボス)の強化:ドアメーカーが「10枚目に引いたカードをランに永久に消去し、消去するたびに筋力+1を獲得」という仕様に変更され、「対抗手段がほぼない」という批判が殺到した
- 「オプトイン式なのに否定的レビューをする理由はない」vs「バランス方向性への不満を示す唯一の手段」という議論:r/slaythespireでは「実際にプレイしていないのに不評レビューを入れるのは過剰反応」という声もあった一方、「開発者への問題意識の表明」として支持する声も多かった
v0.101.0の主な変更内容(2026年3月26〜27日)
Mega Critはv0.100.0への大規模反発を受け、約1週間でv0.101.0を配信して多くの不評変更を撤回しました。以下がv0.101.0の主な変更内容です。
撤回・修正された変更(プレイヤーが歓迎)
- 「準備(Prepared)」カードを旧設計に近い形で復元:v0.100.0でのリワーク内容を廃棄し、以前の設計に近い形に戻した。Mega Critは「サイレントの核となる手触りを変えるべきではなかった」と認め、無限ループ対策は「より的を絞った形で別途行う」と声明
- 「借り時間(Borrowed Time)」の変更も撤回:開発者は「このカードは全デッキで楽しく使えるべきであり、将来的には完全に設計を見直す必要があるかもしれない」とコメント
- ドアメーカーを再リワーク:v0.100.0での強化版仕様を廃棄し、別の形での再調整を実施
v0.101.0で実施された新しいバランス変更
撤回と同時に、以下の新しいバランス変更がv0.101.0で実施されました。
| 変更対象 | 変更内容 | 評価 |
|---|---|---|
| エリートの出現位置 | 6層にエリートが出現しなくなった(STS1と同様の仕様に変更)。1幕最初の数戦はエリートなしが保証される | ✅ 好評(序盤の難易度緩和) |
| 轟く群生体(Skulking Colony) | ダメージ減少・スケーリング低下・状態異常カード付与の廃止。「強すぎる」と広く指摘されていた1幕最凶エリートが大幅弱体化 | ✅ 好評(1幕難易度の緩和) |
| 忘れられた者(The Lost and Forgotten) | ステータス奪取がアセンションでスケールしなくなった | ✅ 好評(高アセンションの理不尽感軽減) |
| 滝の巨人(Waterfall Giant) | HPを250(260)→240(250)に減少 | ✅ 好評(3幕の難易度微調整) |
| リージェント(Regent)キャラクター | 複数のカードをバフ。弱いと指摘されていたキャラの強化 | ✅ 好評 |
| 「灰(Cinder)」カード(アイアンクラッド) | 山札上から捨てる→手札からランダムに消耗する仕様に変更。消耗シナジーを強化 | ✅ 好評 |
| 「ボルタイック(Voltaic)」カード(ディフェクト) | エネルギーコストが2→3に増加。強すぎたカードのナーフ | ⚠️ 一部不評 |
| ショップのレリック価格 | 全レリックの価格が25ゴールド値下げ | ✅ 好評(経済バランス改善) |
バランスに関するMega Critの開発方針
レビュー爆撃事件を経て、Mega Critはバランス調整に関する開発方針を以下のように明らかにしています。
開発者の公式スタンス
- 「無限ループ問題は今後も解決する意思がある」:v0.100.0での方法は間違いだったが、無限コンボの制限という目標自体は変わらない。「より的を絞った介入」を今後行うとしている
- 「キャラクターの核となる手触りを変えることはしない」:準備カードの件を教訓として、ビルドのアイデンティティを破壊するような変更は行わないと明言
- 「アーリーアクセス中はベータブランチでテストし、フィードバックを得てから正式版に反映する」:今後も大型変更はベータブランチで先行テストする方針を維持
- 「Borrowed Timeは将来的に完全再設計の可能性がある」:一時的な撤回でなく、根本的な見直しを行う意思を示している
今後のバランス改善で期待できること
コミュニティでの議論とMega Critの発言から、今後のパッチで対処が期待されている項目は以下の通りです。
- 無限ループの的を絞った調整:準備カード以外のアプローチでの無限コンボ制限
- 1幕の全体的な難易度調整:v0.101.0の6層エリート廃止・轟く群生体弱体化はその第一歩であり、継続的な調整が見込まれる
- 新キャラクター(リージェント・ネクロバインダー)の強化:既存キャラと比べて弱いという評価が多いため、継続的なバフが予想される
- 弱カードの底上げ:「使うと負ける」レベルのコモンカード群の底上げがコミュニティから強く要望されている
「今プレイすべきか待つべきか」への回答
「バランスが改善されるまで待った方がいい?」という疑問を持つプレイヤーへの現実的な回答を整理します。
| プレイヤータイプ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| STS1経験者・ローグライク慣れしている | ✅ 今すぐプレイ推奨 | v0.101.0でバランスは大幅改善。Steamレビューも引き続き好評水準。楽しめるレベルに仕上がっている |
| 初めてSTS系を触るプレイヤー | ✅ 今プレイしても問題なし | A0の基本難易度はやり応えはあるが理不尽ではない。初心者ガイドを参照しながらプレイすれば楽しめる |
| 完成版で遊びたいプレイヤー | ⚠️ 正式版まで待つのも選択肢 | アーリーアクセス中のバランス変動を避けたいなら、正式版(Full Release)まで待つことも合理的 |
| 高アセンション(A15〜A20相当)を目指すプレイヤー | ⚠️ パッチを見ながらプレイ | 高難易度帯のバランスは今後も頻繁に変動する可能性がある。ベータブランチを追いながらプレイするのが推奨 |
v0.101.0時点でのSteamレビューは「非常に好評(Very Positive)」水準に回復しており、アーリーアクセスとしては十分に遊べる状態です。Mega Critは引き続きアクティブに開発を続けており、大きな問題は数週間以内にベータパッチで対応する姿勢を示しています。
よくある疑問:FAQ
Q. 「準備(Prepared)」カードは元に戻った?
A. はい。v0.101.0でv0.100.0のリワークが撤回され、以前の設計に近い形で復元されました。Mega Critは「サイレントの核となる手触りを変えるべきではなかった」と公式に認めています。Q. 轟く群生体(Skulking Colony)は弱体化された?
A. はい。v0.101.0でダメージが減少し、ダメージスケーリングも低下し、状態異常カード(Dazed)の付与が廃止されました。「1幕最凶エリート」として広く批判されていたこのエリートは大幅に弱体化されています。Q. 無限コンボは今後完全に禁止される?
A. 完全禁止は予定されていません。Mega Critは「無限ループを達成しにくくする」という方向性を維持していますが、v0.100.0の失敗を教訓として「キャラクターの根幹となるカードには手を付けない、より的を絞った介入を行う」という方針に転換しています。Q. ベータブランチと正式版どちらでプレイすべき?
A. 最新バランスを体験したい場合はベータブランチ、安定したバランスでプレイしたい場合は正式版(メインブランチ)がおすすめです。ベータブランチはSteamのゲームプロパティ→「ゲームバージョンとベータ」タブから「public-beta」を選択することで切り替えできます。Q. STS2の正式リリース(Full Release)はいつ?
A. 2026年4月時点では正式リリース時期は未発表です。Mega CritはSTS1でのアーリーアクセス期間(約2年)を踏まえると、STS2も長期のアーリーアクセス運営になる可能性があります。公式DiscordまたはSteamニュースで最新情報を確認することをおすすめします。
まとめ:バランス調整は進行中・今後もパッチで継続改善される
STS2のバランス問題はすでに大きく動いており、v0.101.0では轟く群生体の弱体化・6層エリート廃止・準備カードの復元など多くの改善が実施されました。レビュー爆撃事件でのプレイヤーの声にMega Critが速やかに反応して方針転換したことは、開発チームの姿勢を示すポジティブなシグナルです。バランス調整は今後もベータブランチでテストしながら継続される予定であり、「アーリーアクセスとして正常に機能している状態」と評価できます。最新のパッチノートはSteamまたはr/slaythespireで随時確認することをおすすめします。
