この記事では、現役プレイヤーの意見と最新情報を踏まえ、ヴェンデッタに対して有利に立ち回れるヒーローをTier形式で分類し、それぞれのヒーローがなぜ有効なのか、具体的な立ち回りと共に詳しく解説していきます。
ヴェンデッタはハードライトのブレードと射撃を組み合わせたDPSヒーローで、機動力と継続火力、さらに強力な突進系アルティメットで味方後衛を一気に壊滅させるポテンシャルを持っています。 そのため、ダイブを受け止められるタンク、継続回復できるサポートが特に有効です。
| ヴェンデッタに対して有効なヒーローのTier表 |
| S+ |
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| ウィンストン | D.Va | ザリア | モイラ |
| S |
| | | |
| ロードホッグ | トールビョーン | ルシオ | アナ |
| A |
| | | |
| キャスディ | シンメトラ | ジャンクラット | ソルジャー76 |
| B |
| | | |
| エコー | ファラ | メイ | バティスト |
| C |
| | | |
| ゲンジ | ソジョーン | ゼニヤッタ | ラマットラ |
| D |
| | | |
| ウィドウメイカー | アッシュ | トールビョーン | ブリギッテ |
| E |
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| マーシー | ジャンカー・クイーン | ラインハルト | |
S+ランクのヒーロー(圧倒的優位)
ヴェンデッタにとって最も脅威となるヒーローたちです。ダイブやアルティメット発動中の突進を止めたり、短時間で削り切る能力を持っています。
ウィンストン
- テスラ・キャノンによる確実な命中: オートエイム武器のため、近距離で翻弄するヴェンデッタにも安定してダメージを与えられます。
- ジャンプ・パック+バリアで味方を守る: ヴェンデッタが後衛に飛び込んだ瞬間にダイブしてバリアを置くことで、味方サポートを安全に守りつつフォーカスできます。
D.Va
- ディフェンス・マトリックスで射撃を無効化: ヴェンデッタの中距離射撃やアルティメットの弾部分を大きく吸収でき、味方の被ダメージを大幅に軽減できます。
- 高機動での追い回し性能: ブースターで張り付いて近距離戦に持ち込み、フュージョン・キャノンとマイクロ・ミサイルで一気に削り切る動きが非常に強力です。
ザリア
- バリアによる攻撃力増強:バリアでエネルギーを溜めることで容易にヴェンデッタを倒すことができます。
- ビームによるガード貫通:ヴェンデッタのガード中にメイン攻撃を使うことで、ガードを貫通しダメージを与えることが出来ます。
モイラ
- バイオティック・グラスプの追尾ビーム: 高機動のヴェンデッタ相手でも確実にダメージを与えられ、HP管理で明確な差を付けられます。
- フェードによる生存力: アルティメットで狙われても、フェードでほぼ確実に逃げられるため、ヴェンデッタ側から見ると「落としづらいサポート」の代表です。
Sランクのヒーロー(明確な優位)
S+ほど理不尽ではないものの、構成次第でヴェンデッタを明確に抑え込めるヒーローです。
ロードホッグ
- チェイン・フックからのワンコン: ダイブしてきたヴェンデッタをフックで引き寄せ、近距離ショットで即死させるシンプルかつ強力な対策です。
- 高体力+自己回復: フロントラインでヴェンデッタの初動を受け止めつつ「テイク・ア・ブリーザー」で粘り、時間を稼ぐことができます。
トールビョーン
- タレットによる常時スポット+削り: フランクや高台からの接近が多いヴェンデッタに対して、タレットが常に位置を教えてくれます。
- オーバーロード中の近距離戦: 近距離で接近されてもオーバーロードで耐久と火力を底上げし、タイマンで撃ち勝ちやすくなります。
ルシオ
- スピードブーストで味方全体を退避: ヴェンデッタがアルティメットで突っ込んできたタイミングで、味方を一斉に退避させる動きが非常に強力です。
- サウンドウェーブによるノックバック: 崖や高台近くでは、突っ込んできたヴェンデッタをそのまま環境キルに持っていくこともできます。
アナ
- スリープ・ダーツでアルティメットを止める: 突進系アルティメット発動中でも、タイミング良くスリープを当てることで完全に無力化できます。
- バイオティック・グレネードで回復阻害: ヴェンデッタがサステインしようとしても回復を止め、味方のフォーカスで一気に落とし切れます。
Aランクのヒーロー(有利な状況)
立ち回りやポジショニングが重要ですが、上手く噛み合えばヴェンデッタをかなり抑え込めるヒーローです。
キャスディ
- マグネティック・グレネードでの足止め: ブリンク系ではないものの、高機動で詰めてくるヴェンデッタにグレネードを当てることで、一時的に動きを制限できます。
- ヘッドショットによる高火力: 中距離での撃ち合いに持ち込めれば、ヒットスキャンの安定感で有利にダメージレースを進められます。
シンメトラ
- セントリー・タレットによる通路封鎖: 進行ルートや高台下にタレットをばらまくことで、ヴェンデッタのフランクルートを大きく制限できます。
- フォトン・プロジェクターの近距離ビーム: 近距離で殴り合いになれば、チャージしたビームでヴェンデッタ側が不利になりやすいです。
ジャンクラット
- グレネード・ランチャーでのエリア制圧: 曲射と範囲ダメージで、ヴェンデッタが入りたい通路や角待ちポジションを事前に制圧できます。
- トラップ+コンカッション・マイン: 罠にかかったヴェンデッタをマインで吹き飛ばし、大量ダメージや環境キルを狙えます。
ソルジャー76
- 安定したヒットスキャンDPS: 中距離からヴェンデッタをマークしておくことで、ダイブで詰めてくる前にかなりHPを削ることができます。
- バイオティック・フィールドで自衛: 一度詰められても自己回復である程度粘れるため、即キルされにくい点が優秀です。
Bランクのヒーロー(やや有利)
ほぼ互角、あるいは少し有利なマッチアップです。プレイヤーのスキル差がそのまま結果に直結します。
エコー
- 上空からのポーク: 高所を維持しながら三連射やスティッキー・ボムで削ることで、ヴェンデッタのエンゲージ前に大きなダメージを与えられます。
- フォーカス・ビームによるフィニッシュ: 体力が減ったヴェンデッタに対して、ビームで一気に削り切る動きが非常に強いです。
ファラ
- 空中優位からのロケット: 水平面で戦いたいヴェンデッタに対し、縦の有利を取ることで一方的にダメージを押し付けられます。
- コンカッシブ・ブラストで距離管理: 詰められたとしても爆風で距離を取り直し、安全な高台や空中に戻ることができます。
メイ
- アイス・ウォールでの分断: アルティメットで突っ込んでくるヴェンデッタの進行ルートを壁で分断し、孤立させる動きが非常に有効です。
- クリオフリーズで時間稼ぎ: フォーカスされたとしても一度無敵になり、味方のカバーを待てます。
バティスト
- イモータリティ・フィールドで味方を生かす: ヴェンデッタのアルティメットに合わせて設置することで、壊滅的な被害を防ぐことができます。
- 高台からの射撃と自己防衛: エグゾブーツで高所をキープしつつ、バーストダメージでエンゲージ前に削れます。
Cランクのヒーロー(やや不利)
不利気味のマッチアップですが、アビリティのタイミングやポジション次第では十分に対抗できます。
ゲンジ
- 機動力でのミラー: 機動力で付きまといヴェンデッタを削ることはできますが、近距離タイマンはやや不利になりがちです。
- 木の葉返しは限定的: 射撃部分は反射できますが、近接コンボやアルティメットそのものは止めづらいため、過信は禁物です。
ソジョーン
- レールガンのワンピック力: チャージショットをしっかり当てられるなら、エンゲージ前に半分以上HPを削って主導権を取れます。[web:26]
- パワー・スライドでの離脱: 一度詰められても、スライドで距離を取り直せますが、クールダウン管理をミスると一気に詰められます。[web:26]
ゼニヤッタ
- 不和のオーブによるフォーカス強化: ヴェンデッタに不和を付けておくと、味方全体のフォーカスで一気に落としやすくなります。
- 自衛力の低さ: 自身は機動力が無く、狙われると非常に脆いため、「見ているだけで強いが本人は弱い」典型です。
ラマットラ
- ネメシス・フォームでのフロント維持: 正面から来るヴェンデッタ相手には、タンクとしてしっかり受け止めることができます。
- 裏取りには弱め: 背後や横から入ってくるヴェンデッタへのケアが難しく、味方サポートへのカバーが少し遅れがちです。
Dランクのヒーロー(不利)
ヴェンデッタに対して相性が悪く、基本的には不利なヒーローです。ピックする場合は味方構成で十分なケアが必要になります。
ウィドウメイカー
- 接近された瞬間にほぼ詰み: 一度距離を詰められると近距離での反撃手段が乏しく、簡単にキルされてしまいます。
- 高機動ダイブへの弱さ: ヴェンデッタは横や下からの進入も得意なため、ポジション管理の難易度が非常に高いです。
アッシュ
- 近距離での自衛力不足: コーチガンで一度は距離を取れますが、その後再度詰められると非常に苦しくなります。
- 止まって撃つ時間が長い: ADSでしっかり当てたいヒーローなので、高機動ダイブ相手に狙い続けるのが難しいです。
トールビョーン
- タレットを簡単に壊される: 高機動でタレットに一気に詰められ、壊された後に本体も倒されやすいです。
- 機動力の差: オーバーロードがあっても、横や背後からのエンゲージをさばき切るのは難しい場面が多いです。
ブリギッテ
- 射程の短さ: ヴェンデッタ側の間合いに入る前に削られやすく、近距離まで辿り着くのが課題です。
- シールド耐久の問題: 集中攻撃を受けるとシールドがすぐ割れ、その後一気にフォーカスされてしまいます。
Eランクのヒーロー(非常に不利)
スキル差がかなり大きくない限り、ヴェンデッタ相手に非常に厳しい戦いを強いられるヒーローです。
マーシー
- 自身の火力が低い: ヴェンデッタに張り付かれると、ブラスターだけで撃ち返してもほとんど脅威になりません。
- ガーディアン・エンジェルも読みやすい: 飛ぶ方向を読まれやすく、逃げ先の味方ごとフォーカスされる展開が多いです。
ジャンカー・クイーン
- 機動力の差が大きい: 正面からの殴り合いは悪くありませんが、フランク気味に入られると追いつけません。
- 射程の問題: 有効射程に入る前に削られやすく、ヒール負担も大きくなります。
ラインハルト
- 背後からのダイブに弱い: バリアは前方しか守れないため、横や後ろから入ってくるヴェンデッタには対応しづらいです。
- 機動力不足: 追いかけることも逃げることも苦手で、ヴェンデッタに主導権を握られやすいマッチアップです。
まとめ
ヴェンデッタの強みは、高い機動力と近〜中距離での継続火力、そして一気に試合をひっくり返せる突進系アルティメットにあります。 そのため、ダイブを受け止められるタンク(ウィンストン、D.Va)、行動そのものを止めるハックやスリープ(ソンブラ、アナ)、継続回復と逃げ性能を持つサポート(モイラ、ルシオ、バティスト)が特に有効です。
逆に、機動力が低く自衛手段の乏しいスナイパーやメインタンカーはヴェンデッタにとって格好の獲物になりがちです。ヴェンデッタが敵にいる試合では、まずはS+・Sランクのヒーローを軸に構成を組み、B〜Cランクのヒーローは自身の得意度と味方構成を見ながらピックしていくのがおすすめです。
このTier表はあくまで現時点の環境をもとにした指標です。 パッチやメタの変化で評価が変わる可能性もあるので、実際のプレイ感と照らし合わせながら、あなた自身の「使いやすいカウンターピック」を見つけてみてください。